Youtube動画の多くには字幕やテロップが表示されます。
字幕やテロップを入れるのはとても労力のかかる作業ですが、はたして必要なのでしょうか?
この記事では、Youtube動画にテロップや字幕を追加した時の効果を解説します。ご自身の動画コンテンツにテロップや字幕が必要かの判断に役立ててください。
また、本記事ではテロップと字幕の違いを以下のように定義しています。
- テロップ : 情報を補足・強調する。デザイン性が高い。
- 字幕 : 音声情報を文字で伝えるための文字情報。
目次
字幕・テロップは必要?その効果とは
結論から言うと、YouTube動画に字幕を付けることは 強く推奨 されます。その理由は、字幕やテロップがもたらす様々な効果にあります。
- ①テロップで動画の内容がわかりやすくなる
- ②テロップの入り方によって視聴者の注意を引きつける
- ③検索エンジン最適化(SEO)に役立つ
それでは上記についてそれぞれ掘り下げて紹介していきます。
①テロップで動画の内容がわかりやすくなる
字幕を追加することで、視聴者は動画のコンテンツをより正確に理解できます。
特に、口語表現の場合、発音の速さやアクセントが異なることがあるため、字幕が入っていると内容がわかりやすくなり伝わる効果があると考えられます。
また、字幕は聴覚障害のある人々の視聴を可能にするためのアクセシビリティ機能としても役立ちます。
②テロップの入り方によって視聴者の注意を引きつける
字幕は、視聴者の注意をより引き付ける事に役立ちます。
動画に字幕があると、視覚と聴覚の両方で内容を視聴する為、聞き流ししている人でも興味関心が持てる文字が目につくと、動画をもっと注意深く見るようになります。
また、字幕にカラフルなデザインを加えることで、何気なく見ている視聴者の注意を引くこともできますし、字幕のデザインによって自分の個性をだしたり、複数話者がいる時に話者の判別をしやすくすることも可能です。
③検索エンジン最適化(SEO)に役立つ
字幕は、YouTubeのSEOに役立つ要素の1つです。
YouTubeは、動画のタイトル、説明、タグ、および字幕を使用して、動画の内容を理解し、適切な視聴者に表示するようになっています。
字幕を追加することで、動画がより多くの人々のホーム画面や検索画面に表示されやすくなり、動画のアクセス数が増加する可能性があります。
字幕はYouTubeの収益化の面で有益なものの1つ
youtubeに字幕をつける事は、ユーチューバーが広告収益をあげるうえで有益な要素となります。
前述の通り、YouTube動画にテロップを追加することは、視聴者がコンテンツをより理解しやすくなるだけでなく、動画のSEOに役立ち、視聴者数、再生回数をアップさせ、広告クリック数などを上げる重要な要素です。
さらに、スポンサーにとって字幕のついた動画のほうが効果的に自社の商材を紹介してもらえると思うケースも想定される為、youtubeのアドセンス収入の他に、企業とのタイアップ広告の収入の可能性も出てくるかもしれません。
YouTubeに字幕を追加する方法
YouTubeの動画に字幕を入れる方法には3種類
- ・CC字幕による自動字幕生成 (YouTubeの自動生成機能)
- ・YouTube Studioで直接入力する(またはSRTファイルをアップロードする)
- ・動画編集ソフトで追加する字幕(焼き付け字幕)
この3つの方法があります。
Youtubeには、作成した動画の内容に合わせて自動的に字幕を生成するCC字幕と、字幕を自分で入力する(字幕ファイルをアップロードする)機能が備わっています。基本的には、このどちらかを選択して字幕を追加することになります。
しかし、実際に使ってみると自動生成字幕は、精度が高くないデメリットがあることに気づくと思います。昨今の動画視聴ユーザーは1.5倍速などの高速で動画を視聴したり、電車の中で音を出さずに視聴するユーザーも存在します。
間違った字幕情報は、動画視聴に影響を及ぼすため、正確な字幕を作成する手段を選択することををお勧めします。
YouTube動画に字幕を追加する方法と手順の簡単な概要
ここでは、YouTube動画に字幕を追加する方法として一番おすすめな、YouTube Studioで直接入力する(またはSRTファイルをアップロードする)方法をご紹介します。
1.YouTube Studioにログイン
- ①YouTube Studioにログイン動画マネージャーにアクセスします。
- ②編集したい動画を選択します。
2.動画エディターの「字幕」タブをクリック
- ①「字幕を追加」をクリックし、言語を選択します。言語を選択していない場合、
先に選択するよう言われる場合もあります。 - ②「手動で入力」を選択します。
3.字幕の編集から公開
- ①テキストを動画のタイムラインにドラッグし、正しいタイミングに合わせます。
- ②適切な字幕スタイルを選択し、フォントやサイズを調整します。
- ③動画の字幕が完了したら、「公開」をクリックして、動画を公開します。
これで完了です!お疲れ様でした!
▼字幕を追加できる動画編集ソフトを知りたい方は以下の記事がさんこうになります。
youtube動画にテロップをつける際のコツ
- テキストをちょうど良い速さで表示
字幕を追加する際には、字幕の位置や表示時間を細かく調整することが重要です。
字幕が動画の画面上の他の要素と競合しないようにし、テキストが速すぎず、または遅すぎないようすると見やすいです。
なお、日本語 は1秒あたり「4文字」以内が読みやすさの基本と言われています。 - 文字数とフォントサイズのバランスを考える
テロップに表示する文字数やフォントサイズの調整をしたほうが良いです。
大きすぎると動画そのものが見づらくなり、小さすぎるとかえって邪魔になってしまうので注意です。 - アニメーションを使用する
テロップのアニメーションを使用することで、より興味深く、動画の内容にマッチしたものにする事で、より興味を惹く事ができます。 - テキストの位置を考慮する
テキストの表示位置は、映像の構成に応じて適切に調整する必要があります。
テキストが映像の主要な要素を覆ってしまわないように、適切な位置に配置するように心がけましょう。
Youtube動画の字幕作成は、プロに依頼するのが効率よくおすすめです!
YouTube Studioで直接入力する(またはSRTファイルをアップロードする)方法は、動画の内容に合った正確な字幕を入れることができるメリットがありますが、自分で動画の会話を文字に起こそうとすると、大量の時間や人的リソースが必要となることが多いです。
参考:文字起こしは自分でやると時間がかかる?60分の音声にかかる目安時間は?
そういう時は、動画字幕作成サービスを利用しましょう。
実は、文字起こし(テープ起こし)のデータだけではなく、Youtube Studioにそのままアップロードするだけで字幕を追加できる「SRTファイル形式」での納品にも対応しています。
文字起こしデータを字幕に編集する手間がなくなるためおすすめです!
SRTファイルとは?作成方法やYoutubeや動画に字幕を追加する方法を解説