インタビュー録音に向いているICボイスレコーダーを選ぶポイントとは?

インタビューの内容を文字起こしする場合、高い音質でクリアに録音できるICボイスレコーダーを使うことはとても大事です。

音質が悪い状態だと、不明瞭な言葉が多くなってしまい聞き取りに苦労してしまいます。

また、レコーダー自体の機能が充実しているとさらに使いやすいですよね。

1.音質

音質という面では、できればステレオ録音ができるものを選びたいところです。

モノラル録音のものは価格が安くて購入しやすい反面、特に複数の人にインタビューをする場合には、音の方向の違いが分からないため、話者の判別に苦労することがあります。
誰が話しているかを聞き分ける際には、音の方向性も重要な要素の一つなのです。

2.機能面

機能面では、まず対応しているファイル形式に注目しましょう。

音声ファイルであるWMAやMP3、WAVに対応していることが条件ですが、中にはWMAにしか対応していないというものもあります。

実際にパソコンで作業する場合はMP3やWAVの方が楽な場合もありますので、判断の基準としてください。

3.容量

記録容量も大事です。

内蔵ストレージは最低でも2GBはほしいところです。

4GB以上あるようであれば、長時間のインタビューでも安心して使うことができます。

また、マイクロSDカードなどを入れて容量を増やせるかどうかという点チェックしたいところです。

同時に、パソコンへの接続方法も確認しましょう。

USB端子で直接つなげるタイプのものや、SDカードを使ってデータを移すもの等がありますので、自分の使いやすい接続方式を選ぶようにしましょう。

4.バッテリー

バッテリーの容量とタイプも重要なポイントです。

長時間のインタビューはバッテリー消費も多くなるため、内蔵バッテリー容量が十分であるかどうかも確認しましょう。

録音を確実に行える連続稼働時間のバッテリーを選ぶことが大事です。

また、給電はUSBでの充電式や電池式などがありますので、使い勝手の良いものを選びましょう。

オススメ記事:インタビュー音源を文字起こしする際のコツと流れ

やっぱり値段が高いボイスレコーダーの方が文字起こしにいい?

ICレコーダーは、いろいろなメーカーから様々な機種が出ています。

2~3000円で買えるものから、1万円を超えるものまで様々です。

値段の違いは、音質の良さと機能性によって決まります。

値段が高いものはノイズカット機能が付いていて、周りの雑音を自動的にカットしてくれます。

また、話している人の声質に合わせて強調するトーンを変えてくれるという機能も便利で、ボソボソと話している人でもクリアに聞こえるように助けてくれます。

さらに、大きな音が発生した時の音割れを防いでくれるリミッター機能なども、作業をスムーズにするのに役立ちます。

値段が高いものは、コンパクト・軽量なのに音質や機能が充実しているというメリットがあります。

アプリとの連動機能が付いていたり、パソコンとの直接接続ができるなどの便利機能が付属されているのもありますね。

音質が良く機能性も高ければ、文字起こしをする場合でも、後に内容を聞いてチェックする場合でも、作業がかなり楽になります。

予算の関係もあるかもしれませんが、許す範囲でできるだけ良いものを探してみてください。

裁判用の文字起こしを検討されている方にお勧めのボイスレコーダーはこちらになります。
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パワハラやいじめの証拠集めに役立つ!強力な証拠にするレコーダー選びや録音方法

インタビュー録音におすすめICボイスレコーダー10選

1.OLYMPUS ICレコーダー VoiceTrek VP-15

参考価格: ¥20,000

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【記録形式】リニアPCM形式 / MP3形式 / WMA形式
【メモリー容量】内臓 4GB
【重さ】約37.5g
【録音時間】最長 約1620時間

ペンタイプのコンパクト性に優れるレコーダーです。

どこにでも持ち運べるので、急なインタビューなどにも安心です。

フィルター機能が充実していて、服や紙などに触れて聞こえる「擦れ音」を自動的にカットしてくれるのが便利な点です。

また、外付けマイクを接続することができますので、より鮮明な音質で録音できるようになります。

パソコンへの接続もダイレクトにできますので、データ転送もかなり楽ですね。

さらに、「文字起こしモード」という機能が付いているのも売りです。

会話部分は通常再生で、空白の部分は2倍速で再生してくれますので、レコーダーから直に文字起こしをしたい時に便利です。

2.パナソニック  RR-XS470

参考価格: ¥12,980

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【記録形式】PCM形式/MP3形式
【メモリー容量】内臓 8GB
【重さ】約44g
【録音時間】最長 約2154時間

8GBもの大容量ストレージですので、いくつもの長時間インタビューを保存しておくことができます。

バッテリー容量も大きく、一回のフル充電で何と22時間も使うことが可能です。

特徴としては、「クリアズーム録音」という独自機能を持っています。

センター強調機能があり、正面にいる人の音声をよりクリアに録音してくれるというものです。

それにプラスしてノイズキャンセリングもできますので、雑音の少ない聞きやすい音源を作ってくれます。

データ転送もパソコンに直接接続して楽にできますし、同時に充電もできるため、とても便利なICレコーダーです。

3.パナソニック スティック型 RR-XP009

参考価格: ¥29,700

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【記録形式】PCM形式/MP3形式
【メモリー容量】内臓 8GB
【重さ】約34g(電池含む)
【録音時間】最長 約2158時間

かなり細めで乾電池程度の細さのICレコーダーです。

胸ポケットに入れたまま録音ができるように、リモコンを付けることも可能です。

狭いスペースでのインタビューにも使いやすい形と言えるでしょう。

また、リニアPCM録音という方式を選ぶこともでき、よりクリアで聞き取りやすい音質での録音が可能というのも特徴です。

ステレオ強調録音にも対応していますので、複数の人のインタビューでも聞き分けがしやすく、より判別が楽になります。

パソコンとのUSB接続や充電もできますので、スムーズに作業ができますね。

4.TASCAM リニアPCMレコーダー DR-05VER3

参考価格: ¥17,980

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【記録形式】WAV形式/MP3形式
【メモリー容量】別途microSDカード、またはmicroSDHCカードが必要
【重さ】約164g(電池含む)
【録音時間】SDカードによる

音響機器メーカーとして有名なTASCAMが開発したレコーダーです。

音質の良さは他のメーカーに勝るものがあり、はっきりと細かな音声まで拾ってくれます。

ステレオコンデンサマイクを搭載していますので、奥行きがあり口調もしっかりと確認できるのが魅力です。

自動的に音量や音質を調整してくれる機能もあり、文字起こし作業をする時に聞きやすい録音が可能です。

メニュー画面も見やすく操作が楽にできるというのも、大きなポイントではないでしょうか。

5.OLYMPUS VoiceTrek VN-541PC

参考価格: ¥9,879

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【記録形式】WAV形式
【メモリー容量】内臓 4GB
【重さ】約67g(電池含む)
【録音時間】最長 約1570時間

価格がお得なICレコーダーが欲しいということであれば、この商品もおすすめです。

シンプルな作りで、ワンアクションですぐに録音することができます。

価格は控えめですが、パソコンとのUSBダイレクト接続やノイズキャンセリング機能などもあり、使いやすい製品に仕上がっているのがメリットです。

録音ファイルの整理がしやすいフォルダ構造となっていて、すぐに欲しい音源を探して再生したりバックアップしたりできます。

また、持ちやすい形に作られているので、さっと出してすぐに録音できるのもこの製品の良いところです。

6.SONY ICD-PX470F

参考価格: ¥9,600

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【記録形式】リニアPCM形式/MP3形式
【メモリー容量】内臓 4GB
【重さ】約74g(電池含む)
【録音時間】最長 約159時間

音質が優れているのが魅力のICレコーダーです。

雑音をカットしつつ人の声を強調する「クリアボイス」という機能が搭載されているのが特徴です。

また、指向性の高いマイクを搭載しているため、「フォーカス録音」もできるようになっています。

これは、インタビュイーに向けて録音することで、はっきりと聞こえる音源にしてくれる機能です。

シーンごとに適した録音設定も可能ですので、状況に応じて使い分けることでよりクリアな録音ができるというのも魅力ですね。

USBによるパソコンとのダイレクト接続や、見やすい画面なども便利です。

7.SONY ステレオICレコーダー ICD-TX650

参考価格: ¥17,810

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【記録形式】リニアPCM形式/MP3形式
【メモリー容量】内臓 16GB
【重さ】約29g(電池含む)
【録音時間】最長 約715時間

非常にコンパクトでスタイリッシュなデザインのレコーダーです。

クリップが付いていますので、胸ポケットに固定して録音できる手軽さは魅力ですね。

有機ELディスプレイが付いていて、録音時間やインタビューを行った日付などの確認をしやすいのが特徴です。

また、高性能のデジタルマイクを内蔵しているため、ステレオ録音でクリアかつ自然な音声を聴けるのがメリットです。

左右の音を分けて強調していますので、複数人のインタビューをする時により分かりやすい録音ができるというのもこの製品の良いところでしょう。

「VOR録音」という、一定の音量以上の音声が発せられた時に自動的に録音されるという機能もあります。

一時停止と再生という操作をしなくても自動的に録音してくれるため、押し忘れによる録音漏れの心配もありません。

8.SONY ICレコーダー ICD-TX800

参考価格: ¥19,980

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【記録形式】リニアPCM形式/MP3形式
【メモリー容量】内臓 16GB
【重さ】本体:約22g(電池含む) / リモコン:約15g (電池含む)
【録音時間】最長 約636時間

非常にコンパクトなレコーダーというのが売りです。

指先に収まるサイズで、クリップでポケットやかばんなどに固定できるため、持ち運びにも大変優れています。

スマホアプリと連動させることができ、スマホから操作して録音なども可能です。

付属のリモコンからも操作することができますので、操作性は非常に良いですね。

たった22gという軽量のレコーダーですので、いつでも持ち歩き、必要となったらさっと取り出して録音できるという点が魅力です。

最大で1時間の録音ができますので、コンパクトでも十分な性能ですね。

9.OLYMPUS リニアPCMレコーダー LS-P4

参考価格: ¥57,980

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【記録形式】リニアPCM形式/FLAC形式/MP3形式
【メモリー容量】内臓 8GB
【重さ】約75g(電池含む)
【録音時間】最長 約253時間

音楽用レコーダーとしても使われるほどの高音質で録音ができるモデルです。

ハイレゾレベルの録音が可能ですが、独自のファイル圧縮によって長時間使えるというメリットがあります。

リニアPCM録音に対応していますので、小さな音でもクリアに聞けるという点が最大の魅力でしょう。

ケーブルを使わなくてもパソコンに接続できる点も便利です。

また、音声ファイルを分割して保存することができる編集機能もあるため、必要な部分だけの文字起こしを外注する場合にも非常に便利です。

10.SONY ICD-LX31A

参考価格: ¥31,680

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【記録形式】MP3形式
【メモリー容量】別途SDカード、またはSDHCカードが必要
【重さ】約145g(電池含む)
【録音時間】付属のSDカード(16GB)への録音時 約178時間

テープレコーダーの形をしたユニークなデザインのレコーダーです。

ICレコーダーらしくない見た目ではありますが、操作のしやすさは抜群です。

大きめのボタンが配列されているため、押し間違いなども少なく、操作性におけるストレスがありません。

コンパクトなサイズですがステレオ録音に対応しているため、奥行きのあるクリアな音質での録音が可能です。

SDカードを使ったファイル保存形式のためパソコンへのインポートも楽ですし、他のデバイスとのファイル共有もしやすいですよ。

目的と状況に合ったICボイスレコーダーを!

このように、メーカーやモデルによって特徴や機能には様々な違いがあります。

携帯のしやすさ、機能性、音質の良さなど、こだわっている点によっても差が出てきますね。

ICレコーダーを購入する時には、まず自分がどのような状況で使うのかということを考えて選ぶことが重要です。

常にレコーダーを持ち歩き、何かあったらすぐに録音を開始する必要があるのか、頻繁には使わないけれども、大事な内容を月1回録音するのか…等、ニーズによって選んでみてください。

録音が完了したら、早速文字起こししよう!

録音が完了したら、インタビュー内容を確認するために、音源の内容をテキスト化する必要あります。
テキスト化をしないと、知りたい情報を探したり、内容を把握したりするために何度も聞き直す必要があり、とても手間になってしまいます。

聞き取りやすい音源や、なかなか文字起こしにお金をかけられないという場合は【WITH TEAM AI文字起こし】がお勧めです。
1分30円(税抜)という低価格で、24時間365日自動で文字起こしが可能です。
面倒な登録作業やダウンロードも不要で、一括で複数音源の文字起こしも出来るので、文字起こしを急いでいる方にも向いています。

専門的な内容が多い、周りの環境音があって聞き取りづらい、大人数で話し合しているといった音源は、文字起こしライターにて丁寧にテキスト化する【WITH TEAM 文字起こし】がお勧めです。

文字起こし経験の豊富なライターが対応するので、多少難しい音源でもテキスト化が可能です。
また、話者名の表記も行ってくれるので、発言者の確認が必要な時にも便利ですよ。

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