インタビューの文字起こしは、時間と労力がかかる作業です。

弊社が提供する「WITH TEAM 文字起こし」サービスでは、多くのお客様からご依頼をいただいておりますが、インタビュー音源の長さは平均165分程となっており、長時間な傾向があります。

また、インタビュー音源の使用用途としては「研究・論文(卒論)」が最も多く、次いでWeb掲載(コンテンツ)用となっています。

用途から分かる通り、専門用語が多い場合が多く、ご自身での文字起こしが難しいケースもあるのではないでしょうか。そんな時に便利なのが、文字起こしを外注することです。

文字起こしを外注する4つのメリット

文字起こしを外注するメリットは、主に以下の点が挙げられます。

業者に依頼するメリット・デメリット

<デメリット>

  • 外注の費用が掛かる

<メリット>

  • 手間と時間が大幅に削減できる
  • 音声の可視化により短時間でインタビュー内容の把握が可能
  • 専門性の高い分野も可能

もう少し詳しく解説していきます。

時間と労力の節約

文字起こしは非常に時間がかかる作業です。特に長時間の音声データの場合、自分で行うのは大きな負担となります。外注することで、その時間を他の業務に充てることができます。

文字起こしの所要時間は、音源の録音時間の4倍はかかるといわれています。録音時間の長いインタビューデータを自分で文字起こしするのは現実的ではありません。

平均的な文字起こしにかかる時間(目安)

■20分の音源=80分(1時間20分)
■40分の音源=160分(2時間40分)
■160分の音源=640分(10時間40分)

▼文字起こしにかかる時間について詳しくはこちら▼
文字起こしは自分でやると時間がかかる?60分の音声にかかる目安時間は?

専門性の高い高品質な文字起こし(書き起こし)

業者は、専門の文字起こし(テープ起こし)スタッフが対応するため、正確かつスピーディーに文字起こしを行うことができます。また、専門用語や業界特有の言い回しにも対応可能です。

文字起こし業者には、さまざまな業種の専門性に通じたスタッフが在籍しています。

そのため、医療や科学技術、製造など、一般の人では理解し難い専門用語が頻出するインタビューでも、正確に文章化できます。

近年では、高性能なAIによる自動文字起こしツールがありますが、やはり精度には課題がありWeb掲載・印刷・出版、研究・論文の用途では品質の面で信頼性に欠ける部分があります。

正確な文字起こし出来ているかを確認する手間を考えると、外注するメリットが大きいように思えます。

納期の相談や短縮が可能

多くの業者は、短納期での対応が可能です。当日や翌日納品も可能ですので、急ぎの場合でも安心して依頼できます。

しかし、その分料金が高くなる点は注意が必要です。納期の違いによる料金プランは業者によって様々です。見積りツールなどを提供している業者もあるので比較すると良いでしょう。

弊社では「無料で使える5秒見積もりシュミレーター」を用意しております。よろしければご活用ください。

オプションやアフターサービスの充実

文字起こし業者は、様々なオプションやアフターサービスを提供しています。

弊社が提供しているサービスは以下の通りです。ご参考ください。

  • ・分納対応
  • ・納品形式の指定(テキストファイル/Excel形式/Word形式)
  • ・タイムコード(5分毎)の挿入
  • ・改行指定
  • ・相槌の明記(素起こしのみ)
  • ・発言中の沈黙秒数の挿入(素起こしのみ)
  • ・複数話者の発言の重なり始め部分を明記(けばとり・素起こしのみ)
  • ・3~4名話者表記あり
  • ・各種郵送事務手数料

など。

もし、上記のようなオプションが必要な場合は業者に依頼すると良いでしょう。

文字起こし業者の選び方

インタビュー取材の文字起こしの作業量は膨大です。専門用語も含んでいる場合が多いため、無料ツールでは精度に不安が残ります。インタビュー音源の文字起こしは、プロの文字起こし代行業者に依頼するのが賢い選択です。

しかし、一口に業者と言っても、サービス内容や料金は様々。そこで今回は、後悔しない業者選びのポイントを解説します。

対応実績と専門性で選ぶ

インタビュー音源は、ICレコーダーやスマートフォンなど、様々な形式で録音されている可能性があります。業者が対応可能な音声形式(mp3, wav, m4aなど)を確認しましょう。

また、専門性の高いインタビュー内容(医療、法律、技術など)の場合は、その分野に精通した業者を選ぶことが重要です。

各サービスのWebサイトには、過去の事例が載っていたり、専門的なプランが用意されていることもあるため、よく確認しましょう。

弊社では、一般的なデータ形式の文字起こしに対応しております
下記以外にも対応できるケースがございますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
・wave(wav)、mp3、wma、mpg、wmv、mov、mp4
【詳しくはこちら】

納期と料金で選ぶ

文字起こし業者の一般的な料金形態は、『1分あたり○○円』としているパターンが多く納期やオプションによって異なります。

そのため、長時間になりやすいインタビュー音源の場合は、必然的に料金が高くなってしまいます。

まずは、文字起こしするインタビュー音源の時間を確認すると良いでしょう。

【事例】「100分」のインタビュー音源を「3営業日」で納品してほしい
(当社)1分120円:13,200円(税込)
(A社)1分170円:約27,720円(税込)

このように、同じ100分のインタビュー音源でも、業者によって大幅に金額が異なります。

品質管理、セキュリティ体制で選ぶ

文字起こしのご依頼で必ず確認したいのは、「セキュリティ対策」です。

インタビュー音源には、個人情報や機密情報が含まれる場合があります。個人情報保護方針やセキュリティ対策がしっかりしている業者を選びましょう。

個人情報保護やセキュリティ対策をしている業者の見分け方の指標として、『情報セキュリティに関する認証取得の有無』があります。

ISMS認証ともいわれ、国際規格に基づいた情報セキュリティの管理体制が整備されていることを示す認証です。取得している業者は、情報漏洩リスクへの対策が体系的に行われていると判断できます。

ISMS認証の取得の有無は、Webサイトのフッター部分などにマークがあるかなどで確認できます。

「WITH TEAM 文字起こし」のフッター|当社はISMS認証(ISO27001)を取得しております。

【録音のコツ】文字起こししやすいインタビュー録音のポイント

せっかく時間をかけて行ったインタビューも、音声が聞き取りづらかったり、ノイズが多かったりすると、内容が正確に聞き取れず、文字起こし原稿の質が下がったり、料金も高くなる可能性があります。

この項目では、文字起こししやすいインタビュー録音のポイントを解説します。

文字起こししやすいインタビュー録音のポイント

  • インタビューの音声データはなるべくクリアに録音
  • インタビュアー・インタビュー相手共にできるだけ”ハキハキ”喋る
  • 可能であれば”動画”で撮影

1.インタビューの音声データはなるべくクリアに録音する

クリアな音声になるほど正確に書き起こしできます。

録音状態が悪いと、言葉が聞き取れず不明箇所が増えますし、自分で書き起こす場合には何度も音源を聞き直す必要が出てしまう為、非常に時間がかかってしまいます。

また、文字起こし業者に依頼する場合には、追加料金が必要となることもあります。

なるべくクリアに録音できるように、インタビューは雑音の少ない静かな環境で行いましょう。

クリアに録音するポイントとして、レコーダーの置き場所にも注意した方が良いです。

扇風機やエアコンの風が当たる場所に置くと、余計なノイズを拾ってしまいます。万が一インタビュー中にレコーダーの向きが変わると、途中から音声を拾っていなかったという場合もあります。

インタビューの前に録音状態をチェックしてベストポジションを決めたあとは、レコーダーや話者の位置をできるだけ動かさないようにしましょう。

2.インタビュアー・インタビュー相手共にできるだけ”ハキハキ”喋る

聞き取りやすい録音を行うためには、聞き取りやすいように明瞭にハキハキ話すことが大切です。

インタビュー相手に一語一語はっきり丁寧に話してくれと頼むのは難しい場合もありますが、録音するということは事前に相手の了解を得ているわけですから、多少は相手にも意識してもらいましょう。

3.可能であれば”動画”で撮影

音声のみのファイルよりも、明確に話者がわかる動画の方が、圧倒的に文字起こしの精度は上がります。

特に複数名で行うインタビューや座談会の場合、音だけでどの声が誰なのかを判断するのは難しいことが多いですが、動画なら間違いありません。

また、口の動きなどを見れば、音だけではわからない発言も聞き取れることがあります。

【依頼前準備】出来上がりを左右する『インタビュー文字起こし』のコツ!

インタビューを終えて、いざ文字起こしの依頼!と考えると失敗してしまいます。

実は、文字起こしを業者に依頼する前の準備次第で、仕上がりの品質やスピードが大きく変わるんです。

業者に依頼する際の“コツ”

  • 不要な部分は音声データから事前に削除しておく
  • 音声データの概要や関連資料も渡しておく
  • 不明部分の取り扱いを明確にしておく

1.不要な部分は音声データから事前に削除しておく

インタビュー音声データを文字起こし業者に送付前には、録音データから不要な部分を削除しておきましょう

文字起こしに不要な、冒頭の世間話などを削除することで録音時間が短くなり文字起こし費用を押さえられます。

削除が難しい場合は、文字起こしに不要部分を指定して発注しましょう。

ポイント
「WITH TEAM 文字起こし」では、録音データの文字起こし(書き起こし)箇所を承っております。あらかじめ削除しなくても、不要部分を除いた文字起こしが可能です。

2.音声データの概要や関連資料も渡しておく

録音データだけを渡すのではなく、録音内容の概要や、それに関連する資料も依頼時に一緒に渡しておきましょう。

どんな内容かわからずに作業を始めるよりも、あらかじめ何について話されているのか把握したうえで作業を進める方が精度が高くなるからです。

また、文字起こしライターにとって専門的な用語は「音としては聞き取れるけど、表記が分からない」「聞こえる候補が複数あるけど、検索してもどれもヒットしない」という場合があります。

専門性の高いインタビュー内容の場合は、固有名詞や専門用語などの用語集を送付すると書き起こし品質が上がります。

3.不明部分の取り扱いを明確にしておく

どんなにベテランの文字起こしライターでも、実際に作業を進めていくうえで不明部分が出てくることはあります。

そんな時のために、不明部分をどう取り扱うかを事前に業者と打ち合わせて明確に決めておきましょう。

通常、不明部分は「●●」や「■■」などのマークに置き換えられますが、何の取り決めもしていないと、ただそのマークだけがあるだけということになってしまうこともあります。

それでは、後から音声を聞き直す時に該当箇所がどこかすぐにわかりません。

ですから、不明部分にはタイムコードを挿入するよう指示しておきましょう。

多くの文字起こし業者では、特に指示しなくても上記のような丁寧な処理をしてくれるものですが、すべての業者がそうとは限りません。

サイトに完成サンプルなどを掲載している業者だと、不明箇所の取り扱いについても把握しやすいのでおすすめです。

最初の選定の段階で業者のサイトにはよく目を通しておきましょう。

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文字起こしの代行・外注サービス『WITH TEAM 文字起こし』のご案内はこちら

文字起こしは積極的に外注しよう!

ここまで見てきたように、文字起こしを外注するメリットはたくさんあります。

一方で、「業者がたくさんあって選べない」「起こし方や料金についてどうしたら良いか分からない」と難しく思われた方もいるのではないでしょうか。

WITH TEAM 文字起こし』では、使用目的に合わせた起こし方やオプション等のご相談も可能です。

お見積りも簡単なので、まずは一度お見積依頼やお問い合わせをしてみてくださいね。

文字起こしの代行・外注サービス『ウィズチーム 文字起こし』のご案内はこちら