近年便利になってきた“自動文字起こし”。
「たくさん種類があって迷っちゃう」「どれも一緒でしょ」なんていう声をよく聞きます。
そこで今回の記事では自動文字起こしツールをおすすめ6選に絞って徹底的に比較していきます。
あなたのニーズにあったツールをぜひ見つけてみてください。
■今回比較する文字起こし6選
今回は比較的口コミで評価が高い6つの自動文字起こしツールを利用して文字起こしをしていきたいと思います。
まずは各サービスの概要を簡単におさらいします。
文字起こし会社が提供する日本語に特化したAI文字起こしサービス。
メールアドレス登録のみでサービスを利用できます。
大量の音源でもアップロードするだけで簡単に文字起こしすることができるのが最大の魅力です。
サイトにアクセスするだけで24時間365日利用できるのも嬉しいポイントです。
データファイルをアップロードするだけで、文字起こしが可能なウェブアプリケーションです。
対応可能なファイル形式は、音声ファイルの他に動画や画像、PDFなど22種類と豊富。
さらに、約30の言語に対応しており、海外でのスピーチや多国間会議などでも役立ちます。
リアルタイムの文字起こしができないのがやや残念ですが、ソフトをインストールする必要がなく手軽に利用できます。
日本語・英語など104言語に対応する、音声自動テキスト化サービス。
リアルタイムでの文字起こしに加え、録音や、既存音声ファイルの自動文字起こしなども行うことができます。
nottaには翻訳機能も搭載されており、42もの翻訳に対応しています。
24時間365日メールでのサポートも行っています。
録音した音声や動画ファイルをアップロードすると、日本語に特化した自然言語処理技術で音声を文字に変換。
マイク機能も搭載しており、その場で録音することもできます。
音声データとテキスト(文字起こしした文章)がリンクしているので、文字を選択することでピンポイントに該当部分の音声を聞き返すことができるのも嬉しいポイント。
長時間録音したデータでも、聞きたいところだけを簡単に引き出せるため修正するときに困りません。
オンライン会議特化型の文字起こしサービス。
初回のみはじめの3時間は無料で文字起こしすることができます。
アプリを起動してから最短”1クリック”で記録を開始。利用しているオンライン会議ソフトとの連携も不要なため、すぐに利用できます。
リアルタイムに発言を文字起こししながら、音声、会議画面も同時に記録できるのも便利ポイントの一つ。
また、完璧な精度ではないようですが、会議終了時に文字起こしが完了するためリモート会議後の議事録作成もスラスラできちゃいます。
お手軽にスマートフォンでアプリをダウンロードするだけですぐに文字起こしを開始することができます。
文字起こしをした原稿はダウンロードも可能です。
■実際にAI文字起こしを使ってみた!
今回は「徹底比較」ということで、実際に下記の原稿を読んだ音声データを利用して文字起こしをし、
「文字起こしの正確性」「文字起こしのスピード」「使いやすさ」「価格」で評価しました。
1.WITH TEAM AI 文字起こし(ウィズチーム AI文字起こし )
【文字起こしの正確性】★★★★☆(245文字中243文字)
【文字起こしのスピード】★★★★★
【使いやすさ】★★★★☆
【価格】★★★★★(1分あたり30円)
【実際に文字起こしをした結果】
おすすめポイント
・スピーディーに文字起こしをすることができる
・登録時にアンケートがなく、メールアドレス登録のみで開始できるためスムーズ
・分析にかかる時間が表示される&文字起こし完了後にメールに通知がくるため待ち時間を 有効活用できる
・CSVファイルとテキストでダウンロードができる
・タイムコードあり・なしのデータが選べるので使いやすい。
2.文字起こしさん
【文字起こしの正確性】★★★★★(245文字中245文字)
【文字起こしのスピード】★★★☆☆
【使いやすさ】★★★★☆
【価格】★★★★★
【実際に文字起こしをした結果】
おすすめポイント
・アプリのダウンロードが不要
・価格がリーズナブル(1分あたり単価約2.5円~)
・メールアドレスとパスワードのみで無料会員登録が可能
・リアルタイム文字起こしには未対応
3.notta(ノッタ)
【文字起こしの正確性】★★★★★(245文字中245文字)
【文字起こしのスピード】★★★★★
【使いやすさ】★★★☆☆
【価格】★★★☆☆(無料版があるが、リアルタイム文字起こしのみ。)
【実際に文字起こしをした結果】
おすすめポイント
・録音した音声の文字起こしは有料プランのみで対応可能(無料プランは1回につき5分まで)
・リアルタイム文字起こしはさくさくできる
・無料でできる範囲が他のサービスと比べて少ない
4.RIMOvoice
【文字起こしの正確性】★★★★★(245文字中245文字)
【文字起こしのスピード】★★☆☆☆
【使いやすさ】★★★★☆
【価格】★★★★☆
【実際に文字起こしをした結果】
おすすめポイント
・音声と文字が連動するため、編集するときにわかりやすい
・文字起こしスピードは他のツールに比べて遅い(2分30秒ほど)
・アンケート等がなくメールアドレス登録のみですぐに使える
5.toruno
【文字起こしの正確性】★★★★★(245文字中245文字)
【文字起こしのスピード】★★★★★
【使いやすさ】★★★☆☆
【価格】★★★☆☆(3時間の音声の無料トライアル)
【実際に文字起こしをした結果】
おすすめポイント
・発話ごとの文字起こしになるため会議等で重宝するツール
・発話時の画面キャプチャが自然に作られるため会議の見直しにも便利
・オンライン会議以外だとやや使用しにくい印象
・ダウンロードはCSVファイル・テキストファイル・音声ファイルの3種類がダウンロードできる
・現在Windowsのみ対応。アプリのダウンロードが必須
6.Texter
【文字起こしの正確性】★★★★★(245文字中245文字)
【文字起こしのスピード】★★★★☆
【使いやすさ】★★★☆☆
【価格】★★★★☆(アプリをダウンロードのみ、無料)
【実際に文字起こしをした結果】
おすすめポイント
・会員登録がいらない(アプリダウンロードで即使える)
・30秒で文字起こしできる
・1分以内であれば無料で文字起こしができる
・音声と文字起こしが連携している。
AI文字起こしツールまとめ一覧表
【参考】音声から自動でテキスト化するトランスクリプト
トランスクリプトとは、Microsoft TeamsやWord、Zoomなどに搭載されている自動文字起こし機能です。
喋っている中でリアルタイムで書き起こしてくれるため、とても時短で効率的に文字起こしできる機能が各サービスに備わり、また日本語対応もするようになってきました。
ただし、音質が悪かったり早口で聞き取りにくい音源は、書き起こされる内容の質が低下してしまうことはまだまだ難点といえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はAI文字起こしツール6種類を使い実際に文字起こしをして徹底検証してみました。
どのツールを使用してもAI文字起こしの正確性はかなり高いということがお分かりいただけたかと思います。
インタビューやミーティング、Web会議等、AI文字起こしを使用するそれぞれのシーンに合わせてツールを使い分けることでより仕事の効率もアップするのではないでしょうか。
ぜひこの記事を参考に自分にあった文字起こしツールを見つけてみてください!
関連記事はこちら
★リモートワークに欠かせないWEB会議。録音を文字起こしして効率化を図ろう!おすすめツール6選