技術の進化に伴い、便利な文字起こしツールが数多く登場しています。

無料・月額・買い切りなどさまざまなツールがありますが、ビジネスシーンでの利用となると、無料機能では物足りなさを感じることもあるのではないでしょうか。

せっかく有料のものを購入するのですから、選ぶ際にはいくつかポイントを押さえる必要があります。

■ビジネスシーンで活用する文字起こしツール選びのポイント

文字起こしツールを選択する上で最も重要なのは、文字起こしの精度でしょう。

重要な会議やインタビューなど、正確な記録が求められる場面では、特に重視すべきポイントとなります。

ビジネスでの利用では、チームメンバーとの情報共有や共同編集が欠かせません。

文字起こしデータを簡単に共有・編集できる機能もあると、作業効率が格段に向上します。

文字起こし原稿を、仕事でどのように活用するのかも考慮して、ツールを選びましょう。

■おすすめの文字起こし有料ツール5選

1.toruno-会議記録をスマートに管理する新感覚のツール

torunoは、会議を丸ごと記録できるサービスです。

発言の文字起こしはもちろん、録音や画面キャプチャなど、多様な方法で会議内容を保存します。

特に特徴的なのは、画面キャプチャ機能です。

スクリーンに表示された資料を自動的に記録するため、手動でメモを取る手間が省け、会議に集中できます。

できること

  • ・重要な発言はブックマークし、後から該当箇所を簡単にチェック
  • ・音声ファイルをWebブラウザからアップすれば、後からでも文字起こし可能
  • ・Web会議ツールと併用可能
  • ・ユーザー辞書登録機能あり
  • ・パスコード付きURLを使って、チームメンバー間で簡単共有。

料金

  • 個人ユーザー:3時間まで無料。それを超える場合は月額1,650円の定額料金
  • 法人向け:3週間無料トライアルあり。月30時間から月額9,000円~、月100/500時間プラン有

▼おすすめポイント

会議の効率を高めるだけでなく、記録の精度や利便性も向上させる便利なツールです。

会議の議事録作成のための文字起こし作業が多い企業におすすめします。

尚、torunoは無料バージョンもこちらの記事でご紹介しています。

実際に文字起こしした結果も載せていますので、是非ご参考にしてください。

2.YOMEL-簡単操作の自動議事録作成ツール

YOMELはAI音声認識技術を活用した、簡単操作の自動議事録作成ツールです。

対面会議でもオンライン会議でも、ワンクリックで議事録作成をサポートします。

Zoomをはじめとする、どの会議システムでも利用可能で、特別なシステム変更は不要です。

PCにアプリケーションをインストールし、YOMELボタンを押すだけで、誰でも簡単に利用できます。

▼できること

  • ・ワンクリックで全発言をテキスト化
  • ・独自の声紋認証技術により、事前の声紋登録なしで話者を自動識別&テキストを色分け表示
  • ・AIが議事録作成をサポート。重要ポイントを「トピック」「要約文」「要約一覧」「質問と回答」の4種類自動抽出

料金

  • 月額2万8,000円~
  • 10時間まで無料で利用できるフリートライアル有

▼おすすめポイント

議事録作成を効率化したい方に特におすすめの文字起こしツールです。

どの会議システムでも簡単に導入でき、議事録作成の効率化を大幅に向上させる優れたツールです。

特に、話者の識別や要約機能によって、重要な情報の取りこぼしを防ぎます。

加えて、堅牢なセキュリティ機能が実装されており、IPアドレス制限や個人情報の自動除去機能も備わっています。

3.スマート書記 – 議事録作成におすすめの書き起こしツール

スマート書記は、議事録作成の時間を最大で90%削減できるAI議事録サービスです。

高精度な文字起こし機能に加え、AIによる自動要約・要点抽出・書き言葉への変換機能が搭載されています。

▼できること

  • ・「あー」「えー」など不要な発言(ケバ)を除去
  • ・専門用語の登録機能
  • ・AIが文字起こし結果を分析し、重要なポイントを抽出して要約

▼料金

  • 個別見積もり制(10,000円~)
  • ・14日間全機能制限なし利用可能な無料トライアルサービス有

▼おすすめポイント

累計利用社数は5,000社を超えており、Web会議・対面会議・ハイブリッド型会議など、さまざまな会議で活用されています。

Zoomをはじめとする主要なWeb会議ツールとの連携も可能です。

4.Rimo Voice – 高機能かつ高性能な文字起こしで作業効率大幅アップ

Rimo Voiceは、AI技術を駆使して音声や動画を迅速に文字起こしする高性能サービスです。

日本語の言語処理に最適化した独自技術を持っている高機能なツールです。

▼できること

  • ・1時間の音声データを5分で文字起こし
  • ・URLで簡単共有
  • ・雑音や不要な発声を自動で除去し、YouTube用の字幕データ作成可能
  • ・単語登録をすれば各業界の専門用語に対応
  • ・チームごとにフォルダ分けをして管理可能

テキストと音声が同期するスライダー機能を利用すれば、文字を選択するだけでその部分の音声をピンポイントで再生でき、必要な箇所を簡単に見つけることができます。

さらに、ChatGPTを活用した文字起こしの要約機能により、全体の内容を素早く把握することができます。

▼料金

  • ・個人:音声 22円/30秒・動画 33円/30秒 
  • ・法人:個別見積もり
  • 音声のみ1時間無料のトライアル有。

おすすめポイント

Rimo Voiceは、高速かつ正確な文字起こしを提供し、多様な業界での利用に対応する高機能ツールです。

ISO27017認証を受けており、セキュリティ面でも心配なく利用できます。

尚、Rimo Voiceもこちらの記事で無料バージョンをご紹介しています。

5. AmiVoice ScribeAssist – AIで簡単・迅速に文字起こし

AmiVoice ScribeAssistは、音声ファイルの文字起こしから、テキストの編集、要約作成までの作業をシームレスにサポートする、高機能なツールです。

音声認識とChatGPTを活用した自動要約システムを装備しており、Web会議や対面での会議、商談、セミナー、インタビューなど、さまざまなビジネスシーンでの記録・文字起こし業務をサポートしています。

▼できること

  • ・会議の進行をアシストするファシリテーションモード搭載
  • ・専用エンジンによる高精度な音声認識
  • ・単語登録、話者識別機能搭載
  • ・文字起こしと連動した音声再生(ピンポイント再生)
  • ・タグ付け、キーワードの設定・検索・抽出
  • ・テキスト、Word、Excel、CSV出力

さらに特徴的なのは、ポップアップ字幕機能やZoom連携により、講演会や株主総会などにおける字幕表示や、聴覚に障がいのある方の参加をサポートする点です。

▼料金

  • ・個別見積もり制
  • ・14日間の無料トライアル有

▼おすすめポイント

AmiVoice ScribeAssistは、会議やイベントの記録を効率的に行うための多機能なツールです。

高精度な音声認識や自動要約機能により、重要な情報を逃さず記録できます。

また、インターネット接続不要のスタンドアローン型を採用しているため、機密情報を扱う会議でも安心です。

■ノイズや品質が気になったら有料文字起こしツールの検討を

近年、AIを活用した文字起こしツールが数多く登場しており、無料で利用できるものも多くあります。

しかし、無料ツールでは雑音などのノイズ除去や、不要な言葉の削除が難しい場合があり、高精度な文字起こしが難しい場合もあるでしょう。

その際は、有料の文字起こしツールを利用するのも有効な手段です。

もし、AIでもまだ質に不安がある場合は、熟練のライターが多数在籍する文字起こし代行サービスの利用もおすすめです。

実際に人の耳で聞いて文字起こしをするため、同音異義語や細かい話者表記なども指示が可能です。

文字起こしの代行・外注サービス『WITH TEAM 文字起こし(ウィズチーム)』のご案内はこちら

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