インタビューや講演、Web会議やセミナーなど、音声データを文章にする機会は多いのではないでしょうか?しかし、文字起こしは時間や手間がかかる作業なので、「もっと効率的にできないかな…」 「プロ(外注)に頼むと、どれくらい費用がかかるんだろう…」 そう思っている方もいるかもしれません。

この記事では、文字起こし代行サービスの『料金相場』や、文字起こしを外注の『メリット・デメリット』、『代行業者の選び方』を紹介します。文字起こし業者を比較して皆さんにとって最適な選択ができればよいと思います。

ぜひ最後までお読みいただき、業務効率化にお役立てください。

文字起こし業者とは?どんなことをしてくれる?

文字起こし業者とは、音声や動画データをテキストデータに変換するサービスを提供する会社のことです。会議、インタビュー、セミナー、講演会など、様々な場面で録音された音声を、専門のスタッフが丁寧に聞き取り、文字原稿として納品してくれます。

実は、音声を文字に起こすだけではなく、「動画データ」からの文字起こしを行ってくれたり、納品形式や文字起こしからweb掲載用の記事コンテンツを作成したり様々なニーズに対応している業者もあります。

文字起こし業者が提供するサービス

1. 文字起こし・テープ起こし

音声・動画データをテキストデータに変換する最も基本的なサービスです。安さや納期の速さを売りにした業者や高額だが専門的な用語に強い業者などの違いがあります。

2. 議事録・Web掲載用記事作成

文字起こしをする目的が議事録やwebコンテンツを作成するためという方もいらっしゃるでしょう。しかし、議事録作成もWebコンテンツ用の記事作成も、SEO対策やライティングスキルが必要です。そこで、文字起こし業者の中には、議事録作成代行 や Web記事作成代行 といったサービスを提供している業者もあります。

3. 画像からの文字起こし

デジタルデータになっていない昔の契約書類や社内記録などが大量にあったりしませんか?昨今のデジタル化にともない、紙媒体をデジタルデータにしておくと安心ですよね。プロの業者なら、大量な紙媒体から正確にテキストデータを作成してくれます。

4. 動画の字幕ファイル作成

Youtubeなどの自動字幕を使ったら、誤訳が多く困った。ということはありませんか?実は、文字起こしの内容を字幕ファイルとして作成してくれる業者もあります。プロの業者なら、誤訳がない読みやすい字幕を作成してくれますよ。

5. 専門分野の文字起こし

文字起こし業者には、学術や医療、裁判などの専門分野に特化したサービスもあります。これらの業界でのインタビューや座談会は業界用語が多く、一般的に認知度が低い可能性があります。AIを使った自動文字起こしも弱い傾向があります。このような文字起こしは、業者に依頼するのが良いでしょう。

文字起こし外注業者の料金相場

文字起こしの料金相場は、以下の要素によって異なります。

  • 文字起こしの種類
  • 音声の品質や用途
  • 納期

また、『素起こし』『ケバ取り』『整文』などの文字起こしの種類やによって変動します。

【文字起こしの種類とは?例文やおすすめ用途例】

文字起こし料金の一般的な相場としては、音源1分につき100円~300円程度と思っていただければ良いでしょう。

1時間(音源が60分)の文字起こしの料金相場は、安くて¥10,000未満、平均で¥13,000、高くて¥20,000程です。また、納期は2~3日が平均的な納期です。『素起こし』や、『オプション』の選択によって、料金が割り増しになることあります。

同じ1時間(60分)の音源でも、料金が7,000円~20,000円程異なっているので業者選びの際はよく調べましょう。

文字起こし業者の料金相場(当社調べ)は、以下の通りです。

代行会社料金60分音源の納期/金額目安
A社200円/1分中3日/13,200円(税込)
B社300円/ 1分 中3日/19,800円(税込)
C社333円/1分中4日/22,000円(税込)
D社199円/1分中2日/13,134円(税込)
E社210円/1分中1日/13,860円(税込)
F社190円/1分中3日/12,540円(税込)
WITH TEAM 文字起こし120円/1分中2日/7,920円(税込)

一方、『ゆっくり納期プラン』などを提供している代行業者も多く、長納期で料金がお安くなります。音声データの内容によっても料金が変わることがあることも覚えておきましょう。

例えば、『法律用』や『医療用』など、専門用途プランを用意している業者は、その分特別料金が加算されることもあります。ジャンルごとに値段設定をしているケースが多いので、自分の音源が当てはまらないかチェックしましょう。

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このように、時間や品質、専門性への要求に加え、AI技術の進化による需要の増加も、文字起こしを外注する人が増えている要因の一つと言えるでしょう。

【費用とサービス別】文字起こし業者比較 おすすめの5選

【PR】WITH TEAM 文字起こし

対応サービス・文字起こし(テープ起こし)
・画像から文字起こし
・字幕作成
・議事録作成
・音声動画から記事作成
料金/納期相場1分120円~ / 中1~2日(~60分)
※例 : 音源60分 ¥7,920
特徴・低価格、短納期で利用できる
・オプションが豊富で様々なニーズに対応
・修正対応保証あり
・ISMS認証取得(セキュリティ保証)
公式サイト▶ WITH TEAM 文字起こし

『WITH TEAM 文字起こし』は、高精度な文字起こしを低価格かつ短納期で提供するサービスです。『WITH TEAM』の名の通り、お客様に満足していただくサービスを一緒に考えております。

様々なニーズに対応できるよう、オプションも細かく用意しているのが特徴です。オプションにない内容もスタッフに相談すれば柔軟に対応できるので、不安がある場合は是非相談してみましょう。

作業人数の違いによる料金プランが特徴で、料金と納期重視のプランと確認者を増やすことでより専門的な内容に強い2つのプランを選択できるので目的に合った依頼ができるのでおすすめです。

「文字起こし」「字幕作成」「記事作成」はWITH TEAM
文字起こし~字幕ファイル作成まで一括
長時間の音源や動画データにも対応
高精度・低価格

コエラボ

対応サービス・文字起こし(テープ起こし)
・英語起こし
・翻訳サービス
・音声認識結果データの校正
・など
料金/納期相場1分200円~ / 中3日(~60分)
※例 : 音源60分 ¥13,200
特徴・お得なキャンペーンあり
・専門知識をもつライター800名以上
・ISMS認証取得(セキュリティ保証)
公式サイト コエラボ

コエラボは、800名以上のライターが在籍し、様々な依頼に迅速に対応可能です。医療や裁判などの専門性の高い文字起こしを通常の文字起こしサービスと分けて展開しているのが特徴です。

多言語や日英混合の文字起こしに対応しており、お手軽な費用で依頼できるのでこのような案件があれば検討してみても良いでしょう。

サービスサイトも見やすく、実績のある会社なので安心して依頼することができます。

東京反訳

対応サービス・文字起こし(テープ起こし)
・翻訳
・動画字幕
・医療・裁判用文字起こし
・出張録音
など
料金/納期相場1分300円~ / 中3日(~60分)
※例 : 音源60分 ¥18,000
特徴・総受注数が20万件以上
・マイページ管理
・セキュリティプラン
・上場企業からの依頼多数
公式サイト▶東京反訳

東京反訳は、歴史と信頼性の高い大手文字起こし専門企業です。上場企業や大学、官公庁など実績多数で、信頼感と安全性があります。

文字起こしワーカーには、東京反訳の独自試験の合格者のみを登録しているとのことで、ワーカーさんの質の高さもうかがえます。東京反訳は他の業者と比べ料金が高めに設定されていますが、それも納得してしまいます。

テープリライト

対応サービス・文字起こし(テープ起こし)
・医薬・学術用
・法廷提出用・記録用
・多言語文字起こし
・出張録音
など
料金/納期相場1分333円~ / 中4日(~60分)
※例 : 音源60分 ¥20,000
特徴・高額だがクオリティ重視
・文字起こし業界の老舗
・セキュリティの徹底
公式サイト▶テープリライト

テープリライト株式会社は半世紀以上、の歴史と実績のある老舗の文字起こし(テープ起こし)サービス業者です。豊富な経験による、丁寧な作業とお客様目線で提供するサービスは、価格以上の安心と信頼があります。

料金形態は、60分 ¥20,000(税込¥22,000)の基本料金で、音源時間15分毎に¥5,000(税込¥5,500)追加されます。料金相場は少々高めですが、文字起こし内容にこだわる場合は是非テープリライトに相談してみましょう。

タイピングベース

対応サービス・文字起こし(テープ起こし)
・当日納品プラン
・土日納品
料金/納期相場1分229円~ / 中2日(~60分)
※例 : 音源60分 ¥15,114(税込)
特徴・サイトがおしゃれで親しみやすい
・シンプルで分かりやすい料金体系
公式サイト▶タイピングベース

タイピングベースは、2015年からサービスを開始しています。サービスページを開くと、シンプルでおしゃれな雰囲気が印象的です。サイト構成やサービスの流れ等も分かりやすく書いてあるので、安心して利用できるでしょう。

『文字起こし』に対する想いが伝わってきて、機械的なサービスとは異なり『文字起こし』を通してお客様に寄り添ってくれそうですので、相談がある場合でも柔軟に対応してくれるでしょう。

文字起こしを外注するメリット・デメリット

文字起こしを自分で行えばもちろん料金はかかりません。

文字起こしをするには、専用のソフトやフットスイッチなどのツールがあると効率よく作業できます費用をかけたくない場合は、自分で文字起こしをしてみるのも選択肢としてあり得ます。

しかし、かなりの時間がかかるということだけは覚悟しておいた方が良いでしょう。

一般的には、音源時間に対して4~10倍の作業時間がかかると言われてます。

15分の音声であれば最低でも1~2.5時間はかかるという計算です。

しかし、4時間というのは文字起こしに熟練した人の作業時間ですので、文字起こしに慣れていない人やノウハウのない人であれば10倍以上かかることも覚悟しておいた方が良いでしょう。

文字起こしに時間をかけすぎてしまうと、他のやるべき業務に支障が出てしまう可能性もあります。

なぜ文字起こしを外注する人が増えているのか?

 近年、文字起こしを外注する人が増えています。その背景には、以下のような理由が考えられます。

  • 高品質な文字起こしを求めている
    自分で行う場合、どうしても誤字脱字や聞き間違いが発生してしまいます。文字起こし業者に依頼することで、高品質な文字起こし結果を得られます。

  • 専門的な知識が必要な場合
    専門用語が多く含まれる内容や、音声の品質が悪い場合、自分で文字起こしをするのは困難です。

  • AI技術の進化
    近年、AI技術の発展により、高精度な音声認識が可能になりました。しかし、まだ完璧ではなく、特に専門用語や複数話者の会話など、複雑な内容には対応しきれない場合があります。そのため、AIの文字起こし結果を修正する手間を考えると、最初から文字起こし業者に依頼した方が効率的だと考える人もいます。

代行業者に依頼した方が結局お得になると言える理由とは?

このように、文字起こしの作業自体は自分でもできるとは言え、かなりの時間がかかってしまうというのがネックです。

外注をしてかかる費用と、自分で文字起こしにかかった時間を時給換算して比較すると、結局外注費用の方がコスパが良かったというのはよくあることです。

代行会社は当然作業にも慣れているので、作業スピードも早いですし、出来上がる原稿の質も高いでしょう。

文章の整え方はきれいですし、言葉や表現も正確に文字に起こしてくれますので、安心して紙面や動画の字幕などに載せることができますよ。

それだけでも、費用をかける価値は十分にあるのではないでしょうか。

何よりも、書き起こしの仕事を外注することで、自分が本来の業務に取り組めるというメリットがあるという点でAIや外注に関わらず、依頼するのをおすすめします。

自分がやらなければいけない重要な仕事に集中することで、業務を効率化することができるのです。

他に回すことができる業務はできるだけアウトソーシングして、業務をスムーズに進めることができるようにしましょう。

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