グローバル化が加速する現代において、研究会、講演会、カンファレンス、シンポジウム、プレゼンテーションなど英語の音声データを活用する機会も増えているのではないでしょうか。そのような事情もあり、英語(多言語)の音声を文字起こしを希望する企業も増えています。
今回は、英語(多言語)の文字起こし代行サービスについて、料金相場、納期などを詳しく解説します。英語の文字起こしでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
英語の文字起こしとは
英語のテープ起こし(文字起こし)とは、英語で録音された音声データの内容を英語でテキストデータにする作業のことです。
音声(動画)データには、会議、インタビュー、プレゼンテーション、講演会、セミナー、動画コンテンツなど、様々な種類があります。
英語の文字起こしは、以下の用途で利用されます。
- ・議事録作成
- ・資料作成
- ・翻訳
- ・字幕作成
- ・情報共有
- ・分析
英語の文字起こしの料金相場
英語の文字起こしは日本語より高単価になることが多いです。以下は英語の文字起こし、テープ起こしサービスを提供している業者の一覧です。
※「英語の文字起こし、テープ起こし」のメニューがある業者をリスト化しています。リストにない業者でも英語、日本語に関わらず対応している場合もございます。
会社名/サービス名 | 料金/音源1分あたり | 納期 |
---|---|---|
コエラボ | 280円 | 60分 中4日 |
エディテージ(editage) | 300円 | 30分 2営業 |
Voxtab | 325円 | 60分 2営業 |
WITH TEAM 文字起こし | 360円 | 60分 4~5営業 |
東京反訳 | 571円 | 60分 中3日 |
MEDIA J | 600円 | 60分 中2~3日 |
テープリライト | 833.33円 | 60分 5営業日後 |
英語の文字起こし代行サービスの料金相場は、業者やサービス内容によって異なりますが、上記のデータから分析すると、1分あたりの料金は平均467円となっていました。
最も安いサービスは1分あたり280円、最も高いサービスは1分あたり833.33円です。
料金は、文字起こしの種類(素起こし、ケバ取り、整文など)、音声データの長さ、音声の質、納期、オプションサービス(議事録作成、翻訳、タイムスタンプ挿入など)によって異なります。
複数の業者に見積もりを依頼し、料金やサービス内容を比較検討することをおすすめします。
英語の文字起こしで対応していること
翻訳作業
文字起こしした英語原稿を日本語翻訳してくれるところもあります。英語の文字起こしを依頼する場合、文字起こししたものを日本語に翻訳するところまでセットで希望するケースが多いのではないでしょうか。
文字起こしした原稿を日本人に対して用いるのであれば、このままでは理解できない人が多いわけですから、翻訳までセットで依頼できた方が当然便利です。
翻訳も希望な場合は、翻訳サービスに対応しているか確認するようにしましょう。
多言語の文字起こし
英語の文字起こしの他に、韓国語やフランス語など、英語以外の外国語の文字起こしにも対応している業者もあります。
英語と日本語との混合音声の文字起こし
業者によっては、日本語と英語が混ざっている音声データをそれぞれの言葉で書き起こすことも可能です。日本語のみ、英語のみの場合と比べて料金はやや高額になりますが、国際会議やインタビューなど通訳音声の書き起こしを依頼したい時には非常に便利なサービスです。
英文校正
文字起こしした英語原稿を校正して、ネイティブレベルの英語に磨きをかけることも可能です。
日本語の文字起こしの簡易整文と同じように、文法の誤りを直したり、不要な繰り返しなどを取り除いたり、また、口語を正式な言葉遣いに改めたりなどして、一読して理解しやすい文章に修正してくれるサービスです。
動画の字幕作成
英語の動画データを文字起こしし、字幕を作成してくれるサービスを提供している業者もあります。また、日本語に翻訳し字幕作成を行う業者もあります。字幕作成には別途費用がかかるケースが一般的です。
動画字幕の作成は、コンテンツの質を高めるだけではなくSEO(検索エンジン対策)にも効果的なため、近年取り組む企業も増え注目されています。
動画字幕について、詳しくはこちらをご覧ください。
英語の録音データを文字起こしする際の注意点
英語の録音データを文字起こしする際には、日常会話レベルの英語が理解できる日本人でも可能です。しかし、作業にはいくつかの注意点があります。
発音のバリエーションに注意
英語にはさまざまなアクセントや方言があり、話者の発音が異なる場合、聞き取りが難しくなることがあります。アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語など、地域ごとの発音の違いに慣れておくことが重要です。
発音と綴りの違いを理解する
英語は発音とスペルが一致しない場合が多いです。特に、同音異義語(例: “there” と “their”)や、発音が省略されたり変化したりする場合(例: “gonna” = “going to”)に注意が必要です。
文化的な表現やイディオムに注意
英語には特有のイディオムや文化的な表現が多く含まれているため、直訳すると意味がわかりにくい場合があります。文脈に基づいて、適切に解釈することが重要です。
文法と句読点の使い方
英語の文法や句読点のルールに従ってテープ起こしを行います。特に、センテンスを適切に区切るためのコンマやピリオドの使用がポイントです。
英語の文字起こしなら「WITH TEAM 文字起こし」
英語のテープ起こしの依頼先はいくつかありますが、クラウドソーシングサービス(※)へは比較的低価格で依頼することができます。
なかでも業界最大手の「クラウドワークス」にはさまざまなスキルを持つワーカーが登録しており、英語のテープ起こしの発注実績も多くあります。各ワーカーのプロフィール情報から、英語のテープ起こしの実績・スキル・対応可能作業などを事前にチェックできるため、複数のワーカーを比較・検討しながら条件に合う人材を探せます。
英語の校正から文法チェックまで依頼できるプロの翻訳者や、英語のテープ起こしを得意とする人材も多数登録しており、「英語のテープ起こし」と「翻訳」を同時に依頼できる人材への依頼も可能です。